目次
- 1.飲食店・商業施設における施工型パーティションの活用シーン
- 2.飲食店・商業施設における施工型パーティションの利点
- 3.LGS壁との比較で分かる施工型パーティションの優位性
- 4.失敗しない!施工型パーティション活用の3つの視点
- 5.「内装監理業務」と施工型パーティションの相乗効果
- 6.飲食店・商業店舗開発・運営・管理者から、パーティション施工業者へのよくある質問
- まとめ:店舗価値を高めるパーティションと、その専門パートナーとしての間仕切.jp
飲食店やショッピングセンターなどの商業空間では、「スピーディなオープン」「居心地の良い空間設計」「原状回復しやすい内装」など、設計・施工に多くの課題が求められます。
こうした課題を解決するツールとして注目されているのが、施工型パーティションです。
施工型パーティションは、商業空間に適した間仕切りを実現し、内装の設計自由度と可変性を両立しながら、短工期・高品質・低コストを実現いたします。
本記事では、飲食店や物販店舗を含む、商業施設のパーティション活用の具体的メリットと、設計・管理・経営の立場から見たポイントを詳しく解説します。 内装監理業務にも焦点を当て、テナント側とビル側の調整をスムーズに進めるための視点や、間仕切.jpが提供するワンストップ支援もご紹介しながら、飲食店や商業施設の空間づくりに携わる設計者・PM会社・ビル管理者の皆さまの、業務課題解決や支援サービスの活用方法をご紹介いたします。ぜひご一読ください。
1.飲食店・商業施設における施工型パーティションの活用シーン
施工型パーティションとは、パーティション製造工場であらかじめ製作されたパネルを現場で組み立てて設置する、システム型の間仕切りです。
LGS(軽量鉄骨)下地+石膏ボード仕上げの従来の壁と異なり、現場作業の工期短縮や品質の均一性、そして可変性(移設や再利用)が高く評価されています。飲食店や物販、サービス業などの商業店舗では、短期間でのオープン、レイアウトの柔軟な変更、原状回復や店舗移転のしやすさなど、パーティションが持つ機動力が求められることが多く、活用用途は多岐にわたっています。

とくに飲食店では、以下のようなシーンで活躍します
客席のゾーニング(半個室・ブース)
- 活用例:焼肉店・和食店・中華料理店など
- 特長:視線を遮る高さと適度な開放感を両立。隣席とのプライバシーを確保しつつ、空調や照明を共用できる。
- メリット:顧客単価向上、リピート率アップ、快適性向上。
テイクアウトカウンターとイートインスペースの分離
- 活用例:カフェチェーン、ファーストフード、ベーカリーなど
- 特長:動線の明確化とスペース効率化。内装制限を受けにくい素材選定も可能。
- メリット:衛生・防犯・混雑緩和に寄与。レイアウト変更も容易。
厨房やバックヤードとの区画(軽防音・衛生区画)
- 活用例:オープンキッチン付き飲食店、食品販売店舗
- 特長:調理音や臭気を軽減し、意匠性を保ったまま区画可能。衛生エリアの明確化にも効果的。
- メリット:空調ゾーンの最適化、法令対応、ブランドイメージ保持。
商業施設のポップアップショップや催事区画の構成
- 活用例:百貨店、駅ナカ、複合商業施設
- 特長:短期出店にも対応可能な可動型・組み換え型の施工型パーティション。
- メリット:イベント後の再利用や回収も簡単で、SDGsにも貢献。
物販エリアの棚や壁面装飾との一体化
- 活用例:アパレル店、雑貨店、コスメショップ
- 特長:収納棚・ディスプレイ棚と一体化したパーティション構造で、設計自由度が高い。
- メリット:商品演出力向上、什器の削減、統一感のある内装が実現。
VIPルームや貸切スペースの可変対応
- 活用例:高級レストラン、ホテルラウンジ、カラオケ店
- 特長:必要に応じて閉じられる可動パネル・引戸タイプで、イベント時に開放可能。
- メリット:利用用途に応じた空間切替で稼働率を最大化。
2.飲食店・商業施設における施工型パーティションの利点
飲食店や商業施設は「ブランド体験の空間」であり、施工型パーティションは“空間演出と機能性”の両面を支える有力な選択肢です。
設計段階から導入検討を行うことで、他店舗との差別化や長期的な運用コスト削減にもつながります。
- 1.工場製作による高品質パネル仕上げ
- 2.原状回復・移設が容易
- 3.意匠性と法規対応(防火・衛生)を両立可能
また、素材や仕上げの選定により、ブランドコンセプトに沿ったデザイン演出も可能で、施工型パーティションは単なる『間仕切り』を超えた、戦略的な空間デザインツールとなっています。

3.LGS壁との比較で分かる施工型パーティションの優位性
施工型パーティションとLGS壁(軽量鉄骨壁)との比較を以下の観点で整理します。
比較項目 | 施工型パーティション | LGS壁(軽量鉄骨) |
---|---|---|
施工期間 | 〇 短い(工場製作+現場組立) | × 長い(現場加工が中心) |
品質の均一性 | 〇 高い(工場品質) | × 現場職人の腕に依存することも |
レイアウト変更対応 | 〇 容易(解体・再利用可) | × 難しい(解体・再施工) |
原状回復費用 | 〇 低コスト(移設再利用可) | × 高コスト(解体廃棄) |
デザイン自由度 | 〇 高い(多彩な表面材) | △ 高いが仕上げ工数が増加 |
防火・内装制限対応 | 〇 対応製品あり(国土交通省認定) | △ 下地・仕上げで調整が必要 |
とくにPM(プロパティマネジメント)会社やデベロッパーが重視するのは、「原状回復」や「再利用」のしやすさです。パーティションは解体して再設置することができるため、店舗移転時のコストダウンや環境配慮にもつながり、SDGsの観点からも評価が高まっています。
4.失敗しない!施工型パーティション活用の3つの視点
パーティションは、建築と家具の中間にある“空間装置”でもあります。その効果を最大限に活かすには、空間設計者、ビル管理者、PM会社、店舗オーナーそれぞれが以下のような視点を持つことが重要です。
設計者が着目すべき視点:
- パーティション素材・構造の理解
- 空間コンセプトに合った意匠演出(ブランド表現)
- 将来の変更に備えたモジュール設計と可変性
管理者・PMが着目すべきこと:
- 内装制限(不燃・準不燃)の対応と事前チェック
- 原状回復の見通しと、ビル側の保守性
- 他テナントとの統一感や区画の可視性
経営者・マネージャーが着目べきこと:
- 顧客体験(居心地、導線、雰囲気)
- 回転率やスタッフ動線の改善による収益性向上
- 多店舗展開時の施工モデル化(コスト管理)
このように、立場の違いを越えてパーティションを「空間戦略の共通言語」として扱うことで、より実効性の高い店舗設計・運営が実現できます。


5.「内装監理業務」と施工型パーティションの相乗効果
間仕切.jpは、製品力や施工対応力だけではなく、PM会社や設計事務所に代わり内装監理業務の支援でも貢献いたします。
内装監理業務とは、内装監理業務とは、商業施設などのテナントが内装工事を行う際に、事業主やビル側の立場で、設計者・施工者に対して計画の推進、各種調整、指導、確認などを行う業務です。美観や安全性、建物の統一感を守りながら、テナントの開業をスムーズに導く重要なポジションです。間仕切.jpでは、以下のような内装監理業務を積極的にサポートしています。
- 1.パーティション設置計画の段階から、ビル管理者との調整サポート
- 2.消防法や内装制限など法令への適合性の確認・是正
- 3.テナント設計とビル側意匠の整合性チェック
- 4.現場納まりの確認と技術的な施工指導
このように、“製品を納める”だけでなく、“空間全体を監理する”意識が、PM会社や設計者との信頼構築につながっています。パーティション施工を軸に、施工と管理の両面でテナントの開業支援を強力にバックアップできる体制は、間仕切.jpの大きな強みです。
6.飲食店・商業店舗開発・運営・管理者から、パーティション施工業者へのよくある質問
No. | よくある質問 | 回答 |
---|---|---|
1 | パーティションとLGS壁、どちらがコスト的に有利ですか? | 初期費用はLGSが安い場合もありますが、パーティションは再利用や原状回復費の削減によりトータルコストで有利になるケースが多いです。 |
2 | 飲食店にも施工型パーティションは使えますか? | はい。厨房との仕切りや個室ブースなどに適しており、防汚・防音仕様にも対応可能です。 |
3 | 防火区画の対応はできますか? | 一部の製品は防火区画の開口部の処理や準耐火仕様にも対応可能です。図面段階でご相談ください。 |
4 | 短納期での対応は可能ですか? | 一定の標準モジュールであれば短納期対応が可能です。都度スケジュールを確認いたします。 |
5 | 現場での加工や調整はどの程度必要ですか? | 基本的に工場製作済みの部材を現場組立する方式なので、LGS壁よりも現場加工が少ないのが特長です。 |
6 | 清掃性や耐久性はどうですか? | 表面材の選定(例:メラミン、アルミ、ステンレス)によって高耐久・清掃性に優れた仕様にできます。飲食店でも安心です。 |
7 | パネルのカラーバリエーションはありますか? | はい。木目調・単色・金属調・石目調など、ブランドイメージやコンセプトに合わせた仕上げが可能です。 |
8 | 現場調査や図面対応はお願いできますか? | はい、現地調査・提案図作成・納まり相談まで対応可能です。 |
9 | 将来的にレイアウト変更や移転を予定しているのですが… | パーティションは移設・再利用可能なので、長期的な店舗運営に柔軟に対応できます。 |
10 | 内装制限や消防法への対応も相談できますか? | はい。内装制限、避難経路、警報設備との関係についても経験豊富な技術者が対応します。設計段階からご相談を。 |

まとめ:店舗価値を高めるパーティションと、その専門パートナーとしての間仕切.jp
飲食店や商業店舗は、ただ空間を仕切るのではなく、空間の“使い方”や“体験”を設計する時代です。施工型パーティションはその中核を担うツールであり、スピード、柔軟性、コスト、意匠、すべてにおいて今後さらに需要が高まるでしょう。
そして、それを正しく設計・施工・管理できるパートナーが必要です。間仕切.jpでは、パーティションメーカーとしての豊富な知見を活かしつつ、PM会社・設計事務所との信頼関係をベースに、“施工+監理”を一体化したワンストップ支援を提供しています。
間仕切.jpでは、飲食店や商業店舗のパーティション施工において、スピード対応・法令遵守・意匠調整までトータルにサポートいたします。

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