目次
- 1.瞬間調光フィルムとは
- 2.瞬間調光フィルムで瞬時にプライバシーを確保!
- 3.瞬間調光フィルムの機能
- 4.瞬間調光フィルムのメリット
- 5.瞬間調光フィルムの魅力
- 6.瞬間調光フィルムの利用シーンや事例
- 7.瞬間調光フィルムのガラスパーテーションは間仕切.jpにおまかせください。
1.瞬間調光フィルムとは
「調光フィルム」とは、液晶層を上下に挟んだフィルムのことです。
電気を通すコーティング層(ITOレイヤー)を使用しており、電圧をかけていない状態では、液晶の粒子がそれぞれ異なる方向を向き、光が散乱して不透明な白濁色になります。
瞬間調光ガラスとは、この調光フィルムを、通常のガラスでサンドイッチしたもののことです。スイッチを切り替えるだけで、すりガラスが瞬時に透明になります。
2020年に東京都渋谷区の公園に登場した「透明のトイレ」は、全面ガラス張りで、誰も使っていないときは内部が丸見えですが、使用中に鍵をかけると「透明なガラス」が「くもりガラス」に変化し、プライバシーが守られます。
このガラスこそ、「瞬間調光ガラス」です。実はこの技術は30年前から電車の窓で実用化されており、オフィスの会議室をはじめ、様々なワークシーンで活用されています。
2.瞬間調光フィルムで瞬時にプライバシーを確保!
オフィス等の内装工事において、プライバシーが確保できるスペース作りは課題の一つとしてよくご相談を受けます。
瞬間調光フィルムは、通常の透明なガラスを目隠しガラスに変えることができる画期的な製品です。
オフィスや店舗、住宅など、様々なシーンで利用できる上に、プライバシーの他にUVカットなど、様々な機能を持ち合わせています。
瞬間調光フィルムは、近年の技術進歩によって開発された比較的新しい内装製品です。初めて発売されたのは、2000年代前半のことです。当初は高価であり、専門的な用途に限られていましたが、現在では製品の改良や競争力の向上により、より手頃な価格で広く市場に出回っています。最近では、住宅や商業ビルなどの様々な建物に採用され、需要が増加しています。
瞬間調光フィルムの特徴やメリット、さらにはデメリットについて解説していきます。
3.瞬間調光フィルムの機能
瞬間調光フィルムは、電気を使って透明度をコントロールできます。
電気をオンにすることでガラス面が透明になり、オフにすることで不透明になります。また、その速度は0.1秒以下と非常に速く、ほぼタイムラグを感じずに切り替えることができます。このように、瞬間調光フィルムは、スムーズな切り替えを可能にする高速性があります。
さらに、瞬間調光フィルムは、UVカット機能を持っています。UVカット機能は、紫外線の95%以上をカットすることができるため、室内にいる人の健康を守ることができます。これは、夏場に日差しを遮りながら、室内を涼しく保つことができるというメリットがあります。
また、瞬間調光フィルムにはプライバシー管理機能があります。通常、透明なガラスは外から中が見えてしまいますが、瞬間調光フィルムを使うことで、不透明にすることができます。そのため、オフィスや店舗、住宅など、プライバシーが必要な場面で効果を発揮します。
4.瞬間調光フィルムのメリット
瞬間調光フィルムは、その高い機能性で透明度を瞬時に制御できることですが、この機能により、プライバシー管理や照明制御など、様々なシーンで便利に活用できます。
スマートにプライバシー管理が可能
瞬間調光フィルムは、電気を使って透明度を制御することができます。スイッチのオン・オフを切り替えることで、簡単に透明から不透明へと切り替えることができます。これにより、人の目をシャットアウトすることができ、スマートで効果的なプライバシー管理が可能になります。
高速で切り替えられる
瞬間調光フィルムは、0.1秒以下の短い時間で透明から不透明に切り替えることができます。このスピード感は、瞬時にプライバシーを確保したい場合には非常に有用です。また、切り替えの際にほとんどタイムラグを感じることがないため、快適な空間を手軽に実現できます。
多様な用途に対応
瞬間調光フィルムは、窓ガラスやパーテーションだけでなく、ガラス扉やショーケースなど、様々な用途に対応しています。また、電気で透明度を制御するため、照明を利用した演出にも活用できます。
5.瞬間調光フィルムの魅力
プライバシー管理
瞬間調光フィルムは、通常の透明な状態から不透明に変化させることができます。
この機能により、プライバシー管理が容易になります。
例えば、オフィスの会議室や病院の診察室など、プライバシーが必要な場所に採用することができます。また、透明度を調整することで、光の透過量を調整でき、室内の照明や温度調整にも役立ちます。
最近ではWEB商談向けの個室作りにも活用されています。
瞬間調光フィルムの活用で、自宅やオフィスのガラスパーテーションを秘匿性を備えた個室化することができます。通常は透明な状態であり、商談中には瞬時に不透明に切り替えることができます。オンラインでの商談において、プライバシーを確保し、集中力を高めることができます。
遮光・UVカット効果
瞬間調光フィルムは、不透明にすることで遮光効果が生じさせることができます。
これにより、強い日差しや光を遮り、室内の温度上昇を防ぎ、快適な室内環境を維持できます。また、UVカット効果もありますので、室内の家具や床材などの日焼けを防ぐことができます。
エネルギー効率の向上
瞬間調光フィルムは、遮光・UVカット効果により、室内の温度上昇を抑制することができます。
エアコンや冷暖房の使用量を減らすことができ、エネルギー効率を向上させることができます。
デザイン性の向上
瞬間調光フィルムは、透明度を調整することで、室内の雰囲気を変化させることができます。
例えば、和室の引き戸や、シャワールームの扉に採用することで、おしゃれなデザインを実現することができます。また、ビルの外装に採用することで、建物のイメージアップにもつながります。
自由度の高い加工性
瞬間調光フィルムは、フィルムの加工性が高いため、用途に応じてカットや穴あけなどの加工が容易に行えます。
例えば、オフィスや店舗の窓ガラスに貼る場合、窓の形状に合わせてフィルムをカットする必要があります。瞬間調光フィルムは、カットしてもエッジが割れにくく、粘着力も高いため、綺麗に貼り付けることができます。
また、フィルムには防水性、防汚性があり、水拭きやクリーニング剤の使用も可能です。これにより、フィルムを貼った後も清潔感を保ちながら、長期的に使用することができます。
瞬間調光フィルムの加工性の高さは、デザイン性を重視する場合にも役立ちます。例えば、オフィスや店舗の窓ガラスには、ロゴやメッセージを入れたフィルムを貼ることで、ブランドイメージをアピールすることができます。瞬間調光フィルムは、カットやプリント加工が容易であるため、こうしたデザイン性に富んだフィルムも簡単に作ることができます。
さらに、瞬間調光フィルムは、既存のガラスに貼り付けるだけであるため、リフォームや改装の際にも手軽に導入することができます。窓の形状やサイズに合わせてカットすることができるため、建築構造に合わせたカスタマイズも容易に行えます。
映像の投影が可能
瞬間調光フィルムの不透明な状態は、通常の透明な状態と比較して、映像投影に最適な表面となります。
このため、瞬間調光フィルムは映像投影にも使用されることがあります。
瞬間調光フィルムの不透明な状態は、スイッチをオンにすることで生成されます。この状態では、光が不透明な表面で反射するため、フィルムの表面に映像を投影することができます。投影する映像の種類に関しては、制限がありません。コンピュータープログラム、プレゼンテーション、スポーツ試合、ビデオ映画など、どのような映像でも投影することができます。
映像を投影する場合、映像の明るさと鮮明さを確保するために、フィルムの不透明状態で使用することをおすすめします。また、フィルムの大きさに関しても、投影する映像の大きさに合わせて選ぶことができます。フィルムに対して光を投射する場合、フィルムの表面に対して光の反射角度が重要となります。より正確な投影を行うためには、フィルムの反射角度について十分に理解しておく必要があります。
瞬間調光フィルムの映像投影機能は、オフィスや店舗、ショールームなどの商業施設や、プレゼンテーション、映画上映、スポーツ観戦などのイベントに適しています。フィルムによる映像投影は、プロジェクターの設置スペースを必要としないため、狭い空間でも効果的に使用できます。また、瞬間調光フィルムを使用することで、一般的なスクリーンよりも高いコントラスト比を実現することができます。
瞬間調光フィルムを使用した映像投影には、いくつかの利点があります。例えば、不透明状態で映像を投影することで、外部の光の影響を受けず、より暗い環境下でも明るく鮮明な映像を得ることができます。
6.瞬間調光フィルムの利用シーンや事例
瞬間調光フィルムは、様々な場面で利用されることができます。
会議室や応接スペースのプライバシー保護には、瞬間調光フィルムが役立ちます。会議室や応接スペースのガラス窓に貼ることで、外からの視線を遮ることができ、会議中に機密情報を共有する場合や、プライベートな話し合いをする場合に適しています。
また、事務所や店舗のセキュリティ対策にも瞬間調光フィルムが役立ちます。窓ガラスに貼ることで、外からの視線を遮るだけでなく、窓ガラスを割って侵入されることを防止することができます。
さらに、瞬間調光フィルムはプロジェクションマッピングとしても活用されます。フィルムを貼ったガラスに背面からプロジェクターで映像を投影することができ、店舗のショーウィンドウや屋外看板に利用され、効果的な広告手段としても注目されています。
そして、ミーティングルームにおけるプレゼン用プロジェクターとしても瞬間調光フィルムは有用です。会議室のガラス窓に貼ることで、プレゼンテーションに最適な環境を作ることができ、透明な状態にすることで外からの光を取り込み、室内を明るく照らすことができます。また、スクリーンの代わりになり、背面からプロジェクターで映像を投影することもできます。
7.瞬間調光フィルムのガラスパーテーションは間仕切.jpにおまかせください。
自社に合った瞬間調光フィルムの導入を検討する際には、専門業者に相談してみることをおすすめします。
間仕切.jpでは、パーティションの施工工事と併せて、お客様のシーンに最適なフィルムの選定や施工方法のご提案を致します。コスト面やメリットについても分かりやすくご説明致します。
例えば、ガラスパーティションに瞬間調光フィルムを組み合わせることで、オフィスでのプライバシー保護と美しさを実現できます。会議や商談中に外部からの視線をシャットアウトしたい場合、瞬間調光フィルムを使うことで透明ガラスから不透明ガラスへ瞬時に切り替えることができます。さらに、フィルムを解除すれば通常通り透明ガラスに戻ります。ビジネススペースにエレガントな雰囲気をもたらし、同時に機密情報を保護することができます。
自社のニーズに合わせた最適な瞬間調光フィルムの選定や、効果的な導入方法についてのアドバイスを受けることで、より効果的なセキュリティ対策やプライバシー保護が可能となります。是非お問い合わせください。
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