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 床から天井までの高さがある間仕切壁である施工型のパーティションを使うと、オフィスの限られたスペースを効果的に仕切って個室を作ることができます。

パーティションの選び方の1つに、「欄間(らんま)」に注目する必要があります。欄間とは、床から天井までの高さがあるパーティションの天井に近い部分を指します。

欄間とは、パーティションの上部にあたる部分を指します。パーティションの上部と天井の間に隙間があるタイプを「欄間オープン」、隙間がないタイプを「欄間クローズ」といいます。

本記事では、「欄間オープン」と「欄間クローズ」のパーティションの特徴の違いについて詳しく解説していきます。

オフィスの新設や移転に伴ってパーティションの導入を検討されている方や欄間をふさぐか悩んでいる方は、本記事を参考にしてオフィスに適したパーティションを選びましょう。

1. パーティションの欄間はふさぐか空けるかを選べる

 「欄間オープン」と「欄間クローズ」、それぞれにメリットとデメリットがあるため、どちらが絶対的に優れているということはありません。

しかし、オフィス環境やパーテーションの利用目的に合ったタイプを選ばないと、使用時に不便さを感じてしまうことがあります。

2.欄間をふさぐ「欄間クローズ」・空ける 「欄間オープン」それぞれのメリット

 欄間をふさぐか空けるか決める際は、それぞれの特徴を知って選びましょう。ここでは、それぞれのメリットを見ていきます。

欄間をふさぐ「欄間クローズ」のメリット

欄間をふさぐ欄間クローズのパーティションをオフィスに設置すると、防音効果やセキュリティ効果を高めることができます。

・防音効果が期待できる:
欄間クローズのパーティションを設置すると、オフィス内に遮音性の高い個室空間を作ることができます。そのため、会議室や応接室など、外部への声漏れを防ぎ守秘性を高めたい部屋の間仕切りに向いているでしょう。また遮音性の高い素材のパーティションを選べば、社員が業務に集中しやすい静かなオフィススペースと、意見交換などを行う交流スペースを仕切ることも可能です。

・オフィスのセキュリティ性が上がる:
欄間クローズのパーティションは、天井とパーティションの間に隙間がありません。そのため、オフィスに不審者が侵入するリスクを軽減できます。オフィス内の機密書類や情報を扱うサーバー室や社長室の間仕切りに使用すると良いでしょう。

欄間を空ける「欄間オープン」のメリット

欄間を空ける欄間オープンタイプのパーティションには、以下のようなメリットがあります。

・追加工事が不要になる場合も:
欄間オープンタイプのパーテーションは、天井に近い部分が開閉できるので既存の空調や照明設備を他の部屋と共有しやすいです。そのため、エアコンなど部屋個別の設備工事が不要な場合となることもあります。

・消防設備の増設が不要になる場合も:
パーティションの上部全幅にわたり、高さが0.6m以上のランマ(開口部)を設けることで、スプリンクラーの追加工事は不要になります。間仕切りした部屋は「新設された新しい部屋」と見なされないため、消防法や建築基準法に基づいた消防設備の増設が不要となります。そのため、火災報知器や煙感知器、スプリンクラーなど、高額な追加設備設置のコストを抑えられます。

3.「欄間クローズ」と「欄間オープン」それぞれの注意点

 こでは、欄間クローズタイプと欄間オープンタイプのパーティションの注意点を見ていきましょう。

欄間クローズの注意点

欄間クローズのパーティションを施工する際は、以下のポイントに注意して施工を検討すると余計なコストを防げます。

・消防設備の増設:
上記にもあげた欄間を空ける「欄間オープン」のメリットの逆として、欄間クローズのパーティションを設置すると、消防法や建築基準法に基づいて「オフィスに新たな部屋が新設された」と見なされるケースとなります。火災報知器や煙感知器、スプリンクラーなどの消防施設の増設を求められることがあるため、注意が必要です。事前に専門業者に相談して、法律に抵触しない施工計画を立てると安心です。

・空調や照明設備の追加工事:
欄間クローズのパーティションで個室を作ると、既存の空調や照明設備を他の部屋と共有できないことがあります。そのため、新設された部屋の温度調整が難しかったり部屋が暗かったりする場合があると、空調や照明設備の追加設置が必要になるケースがあります。

欄間オープンの注意点

欄間を空けるタイプの欄間オープンのパーティションを施工する際は、欄間の大きさや防犯性に注意しましょう。

・法律で定められた欄間の大きさに従う:
一般的に、欄間が大きいほど空気の流れが大きくなり、防火性能にも影響を与える可能性があります。例えば、欄間の位置によっては、自動火災報知設備や消火設備の効果が下がる可能性もあります。具体的な欄間の大きさは、消防法や建築基準法をご確認ください(※)。

・防犯性が下がる:
欄間オープンのパーティションは、不審者のオフィスへの侵入経路になる可能性が高まります。そのため、オフィスの入り口や、重要な書類を扱う部屋の間仕切りへの使用は控えた方が良いでしょう。

※出典:e-GOV.「建築基準法施行令」.(参照 2024-04-01)

4.まとめ

パーティション工事に伴う消防施設などの増設は、企業のコスト負担が大きくなります。そのため、オフィスの新設や移転に際してパーティションの導入を検討されている方は、事前に専門業者に相談し、消防法や建築基準法に抵触しないパーティションの施工を依頼しましょう。特にパーティションの欄間をふさぐかどうかの判断は、専門業者の意見を反映させることで失敗が少なくなります。

またパーティションの施工工事を行う際は、建物の天井の工法や退去時の原状回復工事なども検討しておくと、オフィスへの入居・退去がスムーズです。

間仕切.jpでは、専門知識が豊富なスタッフが、現場調査のうえでパーティションの選定の際の欄間の選択に関してもアドバイスさせていただきます。

間仕切.jpでは、オフィスへのパーティションの施工だけではなく、パーティションの設置に関する消防署への届出書関連も一貫して行っています。事務所の新設・移転準備で多忙な方でも、豊富な知識と経験を持つスタッフがサポートいたします。

オフィスの内装工事を検討されている方や、オフィスの設計から施工・移転・サポートに至るまでワンストップサービスを探している方は、ぜひ間仕切.jpまでお問い合わせください。

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