目次
- 1.アルミパーティションとは?
- 2.スチールパーティションとは?
- 3.アルミとスチールのコスト比較
- 4.性能比較(遮音・耐火・耐久性)
- 5.デザイン・意匠性の比較
- 6.施工性・工期の違い
- 7.メンテナンス性と耐用年数
- 8.どんな案件に向いているか?
- 9.間仕切.jpの施工実績と提案力
- まとめ|アルミかスチールか、最適解は用途で異なる
オフィスや工場、店舗の内装工事において、空間を効率よく仕切るために欠かせないのが「パーティション」です。
中でも主流となっているのが アルミパーティション と スチールパーティション。どちらを採用すべきか迷う場面は少なくありません。コスト、性能、デザイン性、施工性、メンテナンス性など、多角的に比較しながら解説していきます。内装業者の皆様が、施主への提案や現場判断をする際に参考となるよう、専門的な視点で整理しました。
1.アルミパーティションとは?
アルミパーティションは、その名の通りアルミフレームを使用したパーティションです。軽量で施工性に優れており、オフィス内装工事ではもっとも普及している種類です。
特徴:
- ・軽量性:アルミは比重が小さく、取り回しが容易。
- ・コスト:比較的安価で、初期導入コストを抑えやすい。
- ・デザイン:フレーム幅が細く、すっきりとした印象を与える。
- ・施工性:現場での加工が容易で、短工期に対応可能。
特にスピード感が求められるオフィス移転やレイアウト変更に強く、短納期案件に対応する工務店や内装業者にとって重宝される素材です。
2.スチールパーティションとは?
スチールパーティションは、スチール製のフレームやパネルを用いたパーティションです。耐久性・遮音性に優れており、より高い機能性を求められる案件に多く採用されます。
特徴:
- ・耐久性:頑丈で長期間使用可能。大型の空間や公共施設に適する。
- ・遮音性:パネル内に吸音材を充填することで高い遮音性能を確保。
- ・防火性能:耐火性能に優れ、法規制が厳しい現場でも採用可能。
- ・重厚感あるデザイン:堅牢で安定感のある空間づくりに貢献。
オフィスだけでなく、研究所や工場、医療施設など、セキュリティや環境性能が重視される現場に適しています。
3.アルミとスチールのコスト比較
ポイントのひとつがコストの違いです。両者の傾向は以下の通りです。
- ・アルミパーティション:初期費用が安価。小規模から中規模オフィスに最適。
- ・スチールパーティション:材料費・施工費が高め。ただし耐久性が高いため、長期的にはコストメリットが出る場合もある。
短期利用や頻繁なレイアウト変更が想定される場合はアルミ。長期利用や高機能を求める案件ではスチールが選ばれる傾向にあります。
4.性能比較(遮音・耐火・耐久性)
パーティション選定で見逃せないのが「性能面」です。以下に比較をまとめます。
- ①遮音性能
- ・アルミ:遮音材の充填に限界があり、中程度の遮音性能。
- ・スチール:内部にロックウールや石膏ボードを組み込むことで高い遮音性を確保。会議室や応接室に最適。
- ②耐火性能
- ・アルミ:以前は耐火認定は取れないケースが多かったが、不燃認定品も定着。
- ・スチール:耐火認定品が多く、消防法や建築基準法の内装制限に対応可能。
- ③耐久性
- ・アルミ:軽量ゆえに傷や変形に弱い。
- ・スチール:頑丈で長期使用に耐える。
性能重視の案件、特に法規制が絡む現場ではスチールの優位性が際立ちます。
5.デザイン・意匠性の比較
近年はオフィスデザインが企業ブランディングの一環として重視され、パーティションにもデザイン性が求められています。
- ・アルミパーティション:フレームが細く、スタイリッシュな印象。ガラスとの組み合わせで開放感を演出可能。
- ・スチールパーティション:重厚感のある仕上がり。カラー塗装や意匠パネルを用いて空間に一体感を持たせやすい。
デザイン性だけを重視するならアルミでも多くの選択が可能ですが、空間全体に高級感や堅牢な印象を与えたい場合はスチールが選ばれます。
6.施工性・工期の違い
- ・アルミパーティション:現場での切断や加工が容易で、施工スピードが速い。短納期案件に最適。
- ・スチールパーティション:製造工程がアルミよりも要し、施工にも熟練が求められる。工期はやや長くなることも。
内装業者にとって、工期の違いは大きな判断材料です。短期間で仕上げるならアルミ、品質と機能性を優先するならスチールという選び方になります。
7.メンテナンス性と耐用年数
- ・アルミパーティション:キズがつきやすく、交換や補修が発生しやすい。ただし交換部材は調達しやすい。
- ・スチールパーティション:耐久性が高く、長期間にわたり使用可能。塗装仕上げによって補修対応も比較的容易。
長期的なメンテナンスコストを抑える観点ではスチールに軍配が上がります。
8.どんな案件に向いているか?
ここまでを踏まえて、案件ごとの使い分けを整理します。
- ①アルミパーティションが適する案件
- ・中小規模オフィス
- ・レンタルオフィス・シェアオフィス
- ・短工期・低コスト重視の案件
- ・頻繁にレイアウト変更がある現場
- ②スチールパーティションが適する案件
- ・大規模オフィス、研究所、医療施設
- ・防音・防火が求められる空間(会議室・サーバールーム等)
- ・長期利用を前提としたプロジェクト
- ・高級感や重厚感を求められる内装設計
9.間仕切.jpの施工実績と提案力
パーティション選びは「安さ」や「見た目」だけでなく、用途・法規制・耐久性・将来的な拡張性まで考慮する必要があります。間仕切.jpでは、アルミ・スチール両方のパーティションに豊富な施工実績を持ち、現場条件に最適なプランを提案しています。
- 施工事例の一部
- ・アルミパーティション:IT企業の新オフィスにおける短納期施工
- ・スチールパーティション:研究施設での高遮音・防火仕様の導入
内装業者様からのご相談には、現場の条件や施主の要望を踏まえた最適解をご提示いたします。
まとめ|アルミかスチールか、最適解は用途で異なる
アルミパーティションとスチールパーティションは、それぞれにメリットとデメリットがあります。選定の際には以下の観点を必ず確認してください。
- ・コスト:短期利用ならアルミ、長期利用ならスチール
- ・性能:遮音・防火・耐久性を求めるならスチール
- ・デザイン:スタイリッシュならアルミ、重厚感ならスチール
- ・施工性:短工期ならアルミ、精度重視ならスチール
現場ごとに最適な選択肢は異なります。パーティション工事を検討中の内装業者様は、ぜひ 間仕切.jpまでご相談ください。豊富な実績と専門的なノウハウで、コストと性能を両立させたご提案をいたします。

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