「ありがとう」の言葉を頂くと、苦労は吹き飛ぶ

 今では昔のことですが、入社初日にテレアポを取って飛び込み営業。それが、私にとっての初仕事でした。

まだまだ勉強不足の身だけに、当時は先方様にもご迷惑をおかけしたことと恐縮いたします。でも、そこでご縁を結んだ20社ほどのお客様は、今でも大切なお取引先になっています。

私たち営業は、いわば社の顔。

お客様の専任者として、最初から最後まで責任を持って対応に当たります。そこには、プランを練って作図を依頼、工場に材料発注、施工職人の手配、施工監督やアフターフォローなど、一人で何役もの業務をこなさなければならない大変さもあります。しかし、完工後にお客様から「ありがとう」の言葉を頂くと、大変だったことはすっかり忘れて「お役に立てて本当によかった!」と、しみじみ実感する自分がいるのです。

想いを受け止め、同じ目線で考える

 この仕事を一言で表現するなら「お客様が抱えるお困りごとを一緒になって考え、解決していく」ことです。

「パーティションを設置したい」というご要望には、必ず「なぜ設置したいのか?」という理由があります。それは「もっと働きやすい職場にするために」という想いなのかもしれません。私たちは、そうしたお客様の想いを受け止めて、同じ目線で考え、一緒になって解決していきます。

例えば、パーティションの設置を希望するお客様。オフィスを見渡せば大型キャビネットが3台ある。そこで私は「その大型キャビネットを使えば、パーティション代わりになりますよ」とご提案します。商売人としては失格かもしれません。でも、目の前にいるお客様を「幸せにする」という意味では、正しい選択なのだと考えています。

これからも、お客様をワクワクさせていきたい

 現場に配管や柱などの障害物があって、パーティションの設置が難しいことはいくらでもあります。

当社は、膨大な事例ノウハウと小回りが利く生産体制を持っているので、他社では設置をお断りするような難易度の高いケースでも、ほとんどの場合、解決することが可能です。こうした独自の対応力こそが、間仕切.jpの強みでもあるのです。

この仕事の醍醐味は、非常に難しい現場を無事に収めることができて、しかもお客様からも喜んで頂けることにあります。やりがいといっても過言ではありません。お客様が「ワクワク」「ドキドキ」している様子を見ていると、私自身も堪らずうれしくなってしまいますね。

時代性から、最近は後輩たち若い世代から学ぶことも多くなりましたが、「元来、仕事は人生を豊かにするもの」という喜びも感じてもらえればとも、近頃は願っています。