目次
- 1.オフィス空間創造のエキスパート、4つの専門業者
- 2.オフィス移転の経験値に応じた、最適な専門会社の選定とは
- 3. 施工型パーティションの有用性とメリット
- 4. オフィス移転・改装における施工型パーティションの活用事例を知る
- まとめ:最適なオフィス環境の実現に向けて
オフィス移転のプロジェクトを任されたけど何から手を付けていいのかわからない。移転にあたって、どんなことをサポートしてくれるのか知りたい・・・。オフィス移転のプロジェクト立案から、工事計画の策定、施工、引越し、原状回復など各工程をサポートしてくれる専門業者選びは、最初にしっかり検討したいところです。
「オフィス移転がこんなに大変だったとは・・・」
「想像以上に負担が大きかった」
そう漏らす担当者も多いオフィス移転プロジェクト。段取りや費用以上に重要なのが、業者の選定です。
オフィス移転や改装は、多くの企業にとって転機となるとともに小さくない負荷がかかるプロジェクトになります。しかし、適切な準備と専門家のサポートがあれば、この過程を円滑に進めることができます。
オフィス移転を依頼する、専門会社の選定について、より詳細かつ実践的な観点から解説いたします。
1.オフィス空間創造のエキスパート、4つの専門業者
オフィスづくりの請負業者には、大きく分けてタイプ別に、専門領域別に4つに分けられます。
そして、これらの会社が連携することで、機能的で快適なオフィス空間が実現されます。
①プロジェクトマネジメント会社:オフィス移転・改装の指揮官
②工事請負会社:オフィス空間の物理的実現者
③設計会社:オフィスの空間デザインのクリエイター
④什器メーカー:オフィス環境の機能性と快適性の提供者
これらの専門会社は、それぞれの領域で高度な知識と技術を持ち、クライアントのニーズに応じた最適なオフィス空間の創造に貢献します。
本記事では、オフィスづくりに関わる4種類の会社について詳しく解説し、効果的なオフィス内装の実現方法をご紹介します。
①プロジェクトマネジメント会社の役割と選定基準
プロジェクトマネジメント(PM)会社は、オフィス移転や改装プロジェクト全体を統括する重要な役割を担います。
綿密な情報収集や業者との調整が必要とされるオフィス移転において、プロジェクト計画の立案からビルの選定、設計、家具、内装工事、引っ越しなどさまざまな業者の選定や調整などを担います。目安として100坪以上の移転や移転経験の少ない企業はプロジェクトマネジメント会社に依頼することで移転計画を推進しやすくなります。
主な業務は以下の通りです。
- 全体のスケジュール管理
- 予算管理
- 各種業者の選定と調整
- クライアントとの連絡調整
- リスク管理
プロジェクトマネジメント会社を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 過去の実績と経験
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- 業界ネットワークの広さ
適切なプロジェクトマネジメント会社を選ぶことで、スムーズなオフィス移転や改装が可能となります。
②工事請負会社の役割と選定基準
工事請負会社は、オフィスの物理的な構築や改装を担当する重要な役割を果たします。
直接自社ですべての工事を請け負います。規模を問わず対応可能なケースが多く、小回りが利くのが特徴です。工事金額の適正額がわかるなど、オフィスの移転やリニューアルに慣れた企業に向いています。
主な業務には以下が含まれます。
- 内装工事
- 電気工事
- 空調設備工事
- 床・壁・天井の施工
- 間仕切り工事
工事請負会社を選ぶ際の重要なポイントは以下の通りです。
- 技術力と施工品質
- 安全管理体制
- コスト競争力
- 納期遵守の実績
- アフターサービスの充実度
特に、空間レイアウトの切り工事においては、間仕切りの専門知識を持つ業者を選ぶことが重要です。
③設計会社の役割と選定基準
設計会社は、オフィスの空間設計やレイアウト、インテリアデザインを担当します。
レイアウトやデザインプランを優先して進めたい場合は、設計会社に依頼するのが良い選択と言えます。
この場合、重視したいのがオフィス設計に慣れている会社であることです。店舗設計がメインの設計会社に依頼してしまうと、オフィス設計の知見と経験の不足から、イメージとはかけ離れた設計となり、原状回復工事の費用もかさむことがあるので注意する必要があります。
主な業務には以下が含まれます。
- 空間プランニング
- インテリアデザイン
- 照明計画
- カラーコーディネート
- 家具レイアウト
設計会社を選ぶ際の重要なポイントは以下の通りです。
- デザイン力と創造性
- 機能性と美観のバランス
- クライアントのニーズ理解力
- 最新のオフィストレンドへの知見
- コスト意識
優れた設計会社は、施工型パーティションの効果的な活用方法を提案し、柔軟で機能的なオフィス空間の創出に貢献します。
④什器メーカーの役割と選定基準
什器メーカーは、オフィス家具や備品を提供する重要な役割を果たします。
使用するオフィス家具のイメージがすでに決まっている場合であれば、什器メーカーに直接依頼をするのもいいでしょう。一般的には什器メーカーであっても設計から工事までを行います。
主な製品には以下が含まれます。
- デスクとチェア
- 収納家具
- 会議テーブル
- パーティション
- 照明器具
什器メーカーを選ぶ際の重要なポイントは以下の通りです。
- 製品の品質と耐久性
- デザインの多様性
- エルゴミクスへの配慮
- カスタマイズ対応力
- 納期と在庫状況
2.オフィス移転の経験値に応じた、最適な専門会社の選定とは
まず、オフィス移転の実行にあたり、その経験や社内担当者の知見、リソースに応じて、最適な専門会社の選定方法も異なるという認識をもつことから始まります。
オフィス移転の経験の少ない企業や、専任担当者不在の場合
プロジェクトマネジメント会社の起用が有効です。彼らの専門知識と経験が、スムーズな移転プロセスを実現します。
オフィス移転経験が豊富で、社内に知見がある場合
工事請負会社、設計会社、什器メーカーへの直接依頼が効果的です。社内の経験を活かしつつ、各専門分野のエキスパートと協働することで、より細やかなニーズに対応できます。
しかし、最も重要なのは単純なコスト削減ではありません。「自社に最適化された」オフィス空間の創造こそが、長期的な企業の生産性と従業員満足度の向上につながります。
そのためには、以下の点を考慮して専門会社を選定することが重要です。
自社の企業文化や働き方への理解度
最新のオフィストレンド(例:ABW)への知見
施工型パーティションなど、革新的ソリューションの提案力
過去の類似プロジェクトの実績
アフターサポートの充実度
適切な専門会社の選定は、単なるオフィス移転にとどまらず、企業の成長戦略を空間で具現化する重要な意思決定となります。慎重かつ戦略的な選定プロセスを経ることで、真に自社に適したオフィス環境の実現が可能となるのです。
3. 施工型パーティションの有用性とメリット
施工型パーティションは、現代のオフィス設計において非常に重要な役割を果たしています。
施工型パーティションは、オフィスの空間を効果的に分割し、遮音性や視覚的プライバシーを確保する上で非常に有効です。
パーティションを選ぶ際には、施工型パーティションの専門のメーカーを選ぶことで多くのメリットが得られます。
その主なメリットは以下の通りです。
- 柔軟性:オフィスレイアウトの変更が容易で、企業の成長や組織変更に柔軟に対応できます。
- 遮音性能:高い遮音性能により、集中力を要する作業や機密性の高い会議に適した環境を提供します。
- 視覚的プライバシー:必要に応じて個人の作業スペースを確保し、生産性の向上につながります。
- 美観:多様なデザインや素材が選択可能で、オフィスの美観向上に貢献します。
- コスト効率:LGSなどの造作壁、固定の壁と比較して、設置や移動のコストが低く、長期的な経済性に優れています。
- 環境への配慮:再利用可能な素材を使用することで、環境負荷の低減に貢献します。
これらのメリットにより、施工型パーティションは多くの企業から選ばれています。
4. オフィス移転・改装における施工型パーティションの活用事例を知る
施工型パーティションの効果的な活用例をいくつかご紹介します。
- オープンオフィスのゾーニング:大規模なオープンオフィスを、機能別や部署別に適切にゾーニングし、効率的な業務環境を創出。
- 会議室の柔軟な設置:必要に応じて会議室を増設したり、大小の会議スペースを柔軟に変更可能。
- 集中ブースの設置:オープンオフィス内に、高い集中力を要する作業のための個別ブースを簡単に設置。
- セキュリティエリアの確保:機密性の高い情報を扱う部署のためのセキュアな空間を容易に創出。
- 多目的スペースの実現:パーティションの移動により、イベントスペースや大規模ミーティングエリアを柔軟に確保。
これらの活用事例は、施工型パーティションの専門業者に依頼することで、より効果的に実現できます。
まとめ:最適なオフィス環境の実現に向けて
オフィス移転や改装を成功させるためには、プロジェクトマネジメント会社、工事請負会社、設計会社、什器メーカーの適切な選定が不可欠です。特に、施工型パーティションの活用は、柔軟で効率的なオフィス空間の創出に大きく貢献します。
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